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隣の住民との初対面

2006年08月06日 23:08 | com: 0

一人でお酒を滅多に飲まない自分が今パソコンに向かいながらビールを飲んでいる。それというのも隣の住民が気をつかってお礼を持ってきてくれたためである。

シャワーを浴びた後ベランダの洗濯物を取り込んでいると、すいません***号室の人、と呼ぶ声がする。何事かと思えば、どうやら鍵を紛失してしまい、部屋に入れないという。マンションの管理会社も営業を終了していて、鍵を開ける目処はないらしい。しばらくどうすればいいのかと考えていたが、外でウロウロさせているのも可哀想なので、とりあえず家に上がればと提案した。
玄関で出迎えると、若い青年だった。もしかしたらベランダ側のドアが開いているかもしれないということで、二人してベランダの方へ。ベランダとベランダの間には仕切りがある。仕切りを固定しているネジを取り外そうとしていたが、5カ所も固定されていたので面倒になり、彼は直接乗り移ることにした。元ボクサーだから大丈夫なんていいつつ、すっと移り渡って開いていたドアから中に入っていった。

しばらくして彼がまたやってきたと思ったら、お酒飲みますかなんて言ってお礼を持ってきた。いやあサンキュー、なんて言ってありがたく頂戴した。というわけで、一人ピールを飲んでいるわけだ。

正直言って、マンションの住民と交流することなんてほとんどない。大体都市の構造として、地域との関わりが希薄でも生活が可能という点で、隣の住民がどのような人物か分からないというのもザラである。しかしながら、ひょんなことで知り合ってしまうこともあるもんだ。

とはいえ、もう今月中にはこの家ともおさらば。月末には引っ越しすることが決まっている。1年3ヶ月過ごした川崎に未練はないが、今日サイクリングで西口側を廻ってみたところ、今まで見たこともない光景があった。これだけ過ごしていても、知らなかったものがあったんだということを発見して、街というものは奥が深いものであると再確認した。
隣の住民とは知り合って、すぐさよならということになるが、彼が切り盛りしているラーメン店を訪れれば、また会うことができそうだ。偶然の出会いというのは嫌いじゃない。無理矢理だけど、そういった楽しみがあるのもいいかもしれない。

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