日本の産業構造について
2006年06月19日 22:41 | com: 0
毎日シンドラー社のエレベーター事故のニュースが飛び交っている。
人々の生活を支える日常的な移動手段であるということから、事故の原因が追求され、また企業が果たすべき責任も問われているのだが、この一連のニュースから日本の産業構造について考えた。
シンドラー社は世界第2位のシェアを誇るエレベーター会社であるそうだが、日本におけるシェアはほんの1パーセントにすぎないという。もちろんシェアが高ければ危機感はさらに強まるのだろうが、シェアが低いからといって危機感が弱まるわけではない。むしろ1パーセントであろうと、絶対数が多いために大きな影響を受けることになる。
事故の原因はプログラムのミスであったということが報道されているが、ではそのプログラムはどこで作られたのかに注目すべきだろう。今やプログラムを記述するソースコードは複製や転送が容易であるために、世界のどの地域でも作ることができる。つまり、僕たちが日常で利用している家電製品やコンピュータのプログラムがほとんど海外製であるというような事態が起こってもおかしくはない。実際に日本のITベンチャー企業が自社製品のプログラムを海外に委託するという話もあるそうで、そういった傾向は今後顕著になってくることが容易に予想できる。一部の優秀なプログラマーを除いて、ほとんどのプログラマーはブルーカラーであって、そういった役目は人件費の低い海外へというのが流れなのだろう。
産業構造が発達してくるにつれて知的産業へのシフトが始まってくるが、それはIT産業においても例外ではない。しかし、あまりにも海外に依存するようになると、非常に危険な事態が待っているといえないか。現に日本は食料を海外に大きく依存しているし、燃料や資源も保有していない。さらにプログラムさえも海外製ばかりになったとすると、今回の事故のようなことが起こりかねない。
海外製品を排除すべきというつもりはないが、最低限は自力でカバーできるオプションを持つべきだ。非常事態に備えるという意識を持つことは無駄ではないだろう。
ということで、早速農業を始めようかと言ったのは友達との酒の席での話。生きていくには食料確保からというのは安易な発想ではあるが、なんともまともな話であった。
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