probing intellectual curiosity
2006年05月22日 23:49 | com: 0 | tb: 0
probing intellectual curiosityとは知的好奇心と訳される。知的好奇心は他にもinquisitivenessやintellectual curiosityなどの言い回しがあるようだが、probeという言葉を先頭に付け足し動名詞として用いる表現を採用させていただいた。
英語で表現したことにそれほどの意味はないが、強いて言えばタイトルを付けることが面倒に感じてきたことが大きな理由である。ブログをエントリーするには内容の他にタイトルを示すフィールドもあり、何らかのタイトルを書き込まなければならないような印象を受ける。実際には特定のタイトルを付けずにエントリーすることも可能ではあるが、後々検索をするということになれば、それはほとんどないが、何らかのタイトルをラベルとして付けておくことは便利であるために、便宜上付けている。ただ、エントリー内容に適切なタイトルは何かということを考えることが単純に面倒になってきた。だから日本語より上手に使えない英語を用いることで、ぼかしてやろうと考えたのだ。
さて、そんなことは余談でしかないのだが、今晩は途中からになったものの、なんとかカンブリア宮殿を見ることができた。今回のゲストはワタミの渡邉美樹社長。ワタミといえば外食産業の和民が有名であるが、その事業は多角化していて教育産業や介護産業などにも手を広げている。以前、就職活動の際に話を伺ったことが思い出される。
彼は夢を大切にし、夢を実現させることに非常に力を注いでいると感じる。夢があるからこそ、努力を惜しまず、困難なことも乗り越えていけるというような発想をすることができる人間なのだろう。そうやって、ある夢を達成すると、別の夢が現れてきて、今度はその夢を達成することに力を注いでいく。そのようなプロセスを継続させて、現在に至っていることが予想される。夢というと抽象的になりがちであるが、それはこうなりたいとかこうありたいというようなイメージに他ならず、あるとないとでは行動に大きな差が出てくる。
かく言う自分にもいくつかの夢がある。それらは今では将来的に辿り着けると思えるようなイメージをすることができていて、現在はその足がかりとなりうるステップを踏み出している状況にあると考えている。そのイメージを行動にどのように結びつけていくのかが重要となってくるのだが、イメージというものは常に準備しておかなければ行動に移すことができない。曖昧なものでもいいが、具体的なものであれば尚良いパフォーマンスが期待できる。自分がどのようなことを志向しているかを認識することが必要だ。
以前、人材紹介業で働く友人と電話で話したとき、このような宿題を出された。
「お前が一番幸せな瞬間はどんな時なのか」
彼は就職して2年目になるのだが、転職をキーワードとする現場で多くの人と向き合ってきた。そこで向き合う客は、今後のキャリアについて真剣に考え、さらなる幸せを求めて相談にやって来る。おそらく、彼らの多くは今後何をやりたいということやどんな職場で働きたいかなどのイメージを持っており、夢を実現させるために転職という手段を行使しようとしている。しかしながら、友人が最も重要と考えていることは、何を実現したいかということより、一番幸せな瞬間はどんな時なのかを知り、そのような環境に身を置いてほしいということだった。彼の言葉を引用すると、「ゴールではなくスタートを決めることが重要」ということだ。
仕事柄そのようなことを毎日考えてきた、もしくは考えざるをえなかった友人は、相応の結論を導きだしていたに違いない。不意をつかれた私は、即座に回答することができなかった。電話越しでの会話だったので、こういったやりとりには適していないのであるが、そういった事情を差し引いても、満足な解を得ることはできなかった。このような本質を突いた事柄は、日頃から自分と対話をしていなければならないのだ。
新たな視点を得た私は、そのことについてしばらく自分との対話を続けた。3ヶ月ほどの期間で、今現在最適解であると考えられるのは、私は物事を知るということに幸せを感じるということが分かったということだ。
新旧を問わず、新たな発見や解釈、意味の広がりを感じることに快感を覚える。本来、物事を知るという行為は何かを為すための手段であったが、それ自体が目的化しているのだ。私に少なくともそういった側面があることを認識できたことは、友人に感謝したい。そして、それが現時点での彼が出した宿題への答えとしたい。
知的好奇心、probing intellectual curiosity。これを志向することは、結局は自己完結に繋がっている。
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