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ノータイトル

2006年05月22日 00:30 | com: 0 | tb: 0

GW明けから客先での仕事が始まり、ほぼ毎日終電で帰宅し、土日のどちらかも出勤するというスケジュールによってほとんどの体力を奪われていた。次第に睡眠時間が短いことにも慣れてきたのだが、深夜に帰ってきて余剰の作業をするなんて発想は当然ながらできなかった。

そんな生活の中、気になっていた三重県の教員採用試験の概要が発表された。
募集要項に目を通すと、高等学校の募集教科に情報の文字がないことに気づく。これは何かの間違いかと思ったが、やはり見直しはすれども結果は変わることはなかった。つまり今夏の採用試験では情報科の新採教員は選出されないということだ。昨年までの2年間は確かに募集があったことを考えると、情報科の教員がある程度揃ったということを意味するのだろうか。しかしその2年間で採用された情報科の教員の数は9人であり、とても彼らだけで県内の授業を担うことはできないのであって、ほとんどがもともとの教員による情報科免許の追加取得によるものである。つまり普通に考えても、現在の授業は情報科を専門とする教員の手によるもので成り立っていないということが明らかだ。
また、各教科の募集人数こそ明らかにはされてはいないが、その数には大きな差がある。特に社会科系や保健体育は採用数は少ないが、数学は比較的多くなっている。需給の問題といえばそれまでだが、あまりにも状況は異なっているといえる。
しかも昨年度よりも全体としての募集人数が少なくなっていることから、それほど教員を補充する必要がないことがわかる。教員を目指す人は年々増加しているのだが、逆に募集は減少しているので、教員の予備軍が爆発的に増えてきている。だから毎年採用試験を受験していて、受験回数が5回を超えるなんて話はザラだということを耳にする。実際に講師をやっているとなかなか受験勉強をする余裕がないということもあって、経験は積めども一次試験をパスすることができないということが多いという。
このような問題もあってか、今回の採用試験からは講師経験のある人を優遇する措置がとられることになったようだ。36ヶ月以上勤めたことが証明されると一次試験の教養と論文の2つが免除され、専門と集団面接の2つを受験するだけで済ませることができるというものだ。この仕組みはある程度考慮できる点はあるが、個人的には論文の試験は実施したほうがいいのではないかと考える。論文は出題形式にもよるが、付け焼き刃ではない力が試される試験でもあり、その人物の考え方を如実に評価することができる可能性を持っているからだ。

今回の概要を見て、教員を目指す者は容易ではない状況に身を置いていることを感じた。それは自らがどうしようもない範囲が広いということであって、他に依存する事柄が多いということだ。これでは非常に窮屈で、意志だけで解決できるものではないということがもどかしい。

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